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Date: Sun, 30 Jul 2000 20:58:59 +0900
From: Fukapon
Subject: 魔女っ娘の一言で全て○
ペンギンにゃ、みなさん。 どもども、Fukaponですぅ。
木曜日に真琴のお話でEDを迎えた『エンジェリーズン 〜天使のいいわけ〜』のレビューです。
余談ですが、私のテスト期間中最後を飾った、記念すべきゲームです(笑
エンジェリーズンのストーリーを書いておきますと、まぁ、平凡な学園ものです。 その学園がちょっと変わっているのは、魔女っ娘やらなにやら、いろんな種類の学生がいると言うこと。
ゲームの進め方は、1日のうちのどの時間に行動するかを選んで、そこで起こるイベントを見ていくと言うものです。 イベント中の選択肢などはいっさいなく、朝行う行動選択が全てです。 ...これが、このゲームを地雷にする可能性がありました(^^; 運だけが全てのゲームです。 学園恋愛ものなのに。
システムは非常に良くできていて、このゲーム用に開発されたのでしょう。
一つ、特殊な機能が備わっています。
ゲーム進行中は、絶えずグラフィックをアニメーションさせています。
画面に動きのないゲームが大半ですから、非常に珍しい部類ですね。
アニメーションのさせ方が、1枚の原画を拡大/縮小/移動するのもなので、拡大時にシャギーが目立ったりしてしまうわけですが、私の表示環境(1280*1024/16bit)でウィンドウモードのプレイならば、そんなにイヤになるほどではありません。
むしろ、年中ちょこまか動いていてくれるのが面白いです。
操作性に関しても、クリックイベントをサクッとつかまえてくれない(ゆっくりクリックしないとダメ)なこと以外は問題なし。
セーブポイントは5つ、CG/シナリオ/音楽鑑賞モードがおまけ機能としてついています。
OP/EDなどでの楽曲は、MP3ファイルとしてインストールされるという、なかなかおしゃれな仕様。
プレイ中は前述のアニメーション効果なのか、PentiumIII600が2発の私のマシンで、常時25%以上の負荷をかけてくれます。
Pentiumクラスの非力なマシンでは厳しいでしょう。
だからといって、このシステムの評価がマイナスになるわけではありません。
無駄に重いシステム、とは思えませんからね。
さて、ゲームの内容ですが、前述の通り運任せ(^^; これはメーカーもヤバいと気付いたのか、攻略を付属させてくれました。 お話の進行中には選択肢がないタイプで、ストーリーの流れ重視なのでしょう。 攻略を見て、意中の女の子とのイベントだけを確実にこなしていくと、なかなか面白いです。 ただ、ちょっとはずして、他の女の子とのイベントへ突入しちゃうともう大変(^^;; 大して話しもしていない女の子とエッチをしちゃって、している間は処女だとか思う主人公なのに、しおわったら処女じゃなかったと思ってしまっていたり、なぁ〜んか矛盾だらけになっちゃいます(^^;;
革新的なシステム周りは評価に値します。 ですが、その上に乗っけたゲーム本体が今ひとつだった。 これが、エンジェリーズンに対する評価になるはずだったのですが...。 私が一緒に過ごした女の子、ちっちゃな魔女っ娘真琴ちゃんの最後の一言が評価を変えた。
「ときどき浮気もするけれど、私は元気デス。」
...満点(笑