お手数かと思いますが、ブックマークやリンク等の修正を願います。
今後ともproject KAIGO、および、projectkaigo.orgをよろしくお願いいたします。
最終更新: 24-Jan-2002
ぷろじぇくとかいごうお〜ぐ
ここでは、インターネットに全く接続できないマシンでの参加方法を紹介します。
クライアントは僅かな計算データ(未処理/処理済)のやりとりにのみ、インターネットを使用しています。
実際の計算処理は、完全なオフライン、スタンドアローンで何ら問題ないのです。
つまり、この部分だけを他のマシンで代行していやることにより、
インターネットに接続不可能なマシンでも、クライアントを動作させて、distributed.netのプロジェクトに参加可能です。
当然、別途インターネットに接続可能なマシンが必要です。
まぁ、これを閲覧できていると言うことは、その条件はクリアできていますね :-)
なお、ここで紹介する方法は、初心者向けのもので、非効率な部分が多々あります。 DOSコマンドをたたけるような人は、ご自身で考えてやってくださいね(^^;
詳しい参加方法 を参考にしながら「インターネットに接続不可能なマシン」にインストールします。 クライアントソフトのファイル一式を移動する際には、フロッピーディスク1枚もあれば十分です。 しかし、インストール時に2つ違いがあるので注意してください。
1つ目は、インターネット接続不可能なマシン用に、 インストールしたディレクトリにある "dnetc.ini" を編集しなくてはなりません。 まず、 "dnetc.ini" を開いて、編集の準備をします。 そして、編集。 以下の例を見てください。
[networking]
disabled=yes
autofindkeyserver=no
keyserver=jp.v27.distributed.net
項目の順序が違うかもしれませんが、"disabled=no" という1行があるかと思います。
この1行を上記のように "disabled=yes" と書き換えます。
もし、"disabled=no" の1行がなければ、
"disabled=yes" を上記の位置に書き加えてください。
2つ目は、インストール作業最後のコマンド
DNETC -svcstart[Enter]
を実行してはいけないということです。
次に、未処理データを入手します。 インターネットに接続されていたマシンでは、ダイアルアップ接続完了と同時に自動で行ってくれましたが、 接続不可能なマシンでは、この作業を管理者の手で何とかする必要があります。
ここでは例として、インターネット接続不可能なマシンを「LEMON」と言う名前にしておきましょう。
そのLEMONのクライアントインストールディレクトリを、
"C:\Program Files\dnetc" とします。
そして、インターネット接続可能なマシンを「TOMO」と言う名前にします。
さらに、TOMOにも当然クライアントがインストールされているでしょう。
そのインストールディレクトリも、
"C:\Program Files\dnetc" とします。
ついでに、TOMOのFDDはAドライブに割り当てているものとしましょう。
これはすべて例ですから、自分の環境に合うよう読みかえてくださいね。
まず、フロッピーディスクを1枚用意します。
そして、LEMONのクライアントインストールディレクトリ内容をまるまるFDにコピーします。
コピーしたクライアント環境入りFDをTOMOのFDDに差し込み、
TOMO上で毎度おなじみコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドをたたきます。
これは、TOMOで動作中のクライアントを一時的に止める処理です。
C:[Enter]
cd "C:\Program Files\dnetc"[Enter]
DNETC -shutdown[Enter]
ここで、TOMOをインターネットに接続します。 接続完了したら、次は以下のコマンドをたたきます。 ついにLEMON用に未処理データを入手するわけですね。
A:[Enter]
DNETC -update[Enter]
C:[Enter]
ここで、TOMOをインターネットから切断、FDを引っこ抜きます。 さらに、次は以下のコマンドをたたきます。 先ほど一時停止させたTOMOのクライアントを再起動するためです。
C:[Enter]
cd "C:\Program Files\dnetc"[Enter]
DNETC -svcstart[Enter]
ここからは再びLEMON上での作業になります。
先ほどTOMOから引っこ抜いたFDをLEMONのFDDに差し込み、
その内容をLEMONのクライアントインストールディレクトリにすべて上書きコピーします。
コピーが終わったら、今度はLEMON上でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドをたたきます。
C:[Enter]
cd "C:\Program Files\dnetc"[Enter]
DNETC -svcstart[Enter]
お疲れさま、これでインストールは終わりです。 クライアントは稼働を始めました。
最後に、計算用データのupdate方法を紹介します。
updateとは、処理済みデータをサーバーに送り、未処理データを入手することです。
インターネットに接続されたマシンでは、この作業も自動で行います。
しかし、インターネットに接続不能なマシンでは手動で行う必要があります。
ここでも、説明には前述のLEMONとTOMOを例として使用しましょう。
まず、LEMONのクライアントを一時的に停止させます。 LEMON上でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してください。
C:[Enter]
cd "C:\Program Files\dnetc"[Enter]
DNETC -shutdown[Enter]
あとは、 未処理データのfetch と同じ作業を行えばOKです。